ハイクオリティの最恐お化け屋敷
金沢市大野町の五感体験型最恐お化け屋敷「血の糸」は、印刷通販のプリントダックを運営する株式会社ダイトクコーポレーションと金沢美術工芸大学の学生とのコラボレーションによる、一味違うお化け屋敷です。
会場は会社の会議室であり、もともとはこの会社の社長の趣味の部屋として作られたものなので、興業目的の営業はしていません。
開催は不定期で完全予約制ですが、印刷通販のサイトに登録すれば誰でも無料で体験することができます。
会場はアートの実力を持った学生たちによるクオリティの高い装飾がなされ、廃病院の恐ろしさが見事に表現されています。
部屋の中を迷路のように歩いて回るお化け屋敷で、聴覚・嗅覚・味覚・触覚・視覚をすべて刺激して恐さをたたみかけてきます。
たとえば聴覚は、骨を震わせて聴覚神経に直接振動を伝える骨伝導ヘッドフォンをつけて入場します。
そのため、ヘッドフォンの音を聞きながら周囲の音も聞けるため、迫力の臨場感を味わうことができます。
また、会場内には特別の調合をした廃病院の香りが噴霧されていて嗅覚を刺激します。
夏でも冬でも室内はひんやりとして、肌寒い空気が肌にまといつき、触覚が不穏な空気を感じ取ります。
室内をしっかりと見ないとクリアできないミッションがあるので、リアリティの高い造形を目をそらさずに見る必要があり、視覚の恐怖も手応えがあります。
味覚には、食べてみなければわからない「恐怖のカレー」が終了後に用意されています。